つである。 ? 通常の曳航サービス 漁船、沿岸船舶、レジャー・ボートの修理ドックや近くの港への曳航を実施している。 ・統計によれば、1988年から1992年までの5年間では、業務の実施件数は殆ど変わらないが、業務を実施した時間および基地からの距離がともに減少している。件数では外洋における大型船舶の曳航は減少し、沿岸での小型船舶への対応が増加している。また、次に示すように、この5年間の統計では、活動は明らかに領海基線から10海里以内の沿岸海域でおこなわれており、従って実施時間も短時問である。 ・領海基線からの距離 10海里未満 88% 10〜50海里未満 9% 50海里以上 3% ・行動時間 2時間未満 50% 2〜10時間未満 37% 10〜20時間未満 6% 20時間以上 7% (10時間をこえた分は、主として船舶所有者からの委託による長距離の通常の曳航サービスである。) ・救助又は支援業務の対象船舶の大きさ(長さ) 10m未満 35% 10〜25m未満 35% 25m以上 30% 2.組織・人員 〇全国に46の救助基地を設置している。救助艇33隻と職員を配置しており、漁業や海洋レジャー活動の状況に応じ季節的に変動する。 ○約230名の常勤職員(うち185名が救助艇乗組員)と150〜200名のパート・タイマーを雇用し、陸上勤務職員は救助活動の管理部門や資金調達関係の業務をもおこなっている。 ○全国を11の区域に分け、それぞれに本部事務所を置いている。 3.装備等 〇35フィートから92フィートまでの各タイプの救助艇を合計33隻保有している。 ○1980年代から90年代始めまでの積極的な装備近代化により、2つのタイプの救助艇を建造した。それは64フィート型と49フィート型で、ともに25〜30ノットの高速性を有し、それぞれ500海里と300海里の航続距離を有している。
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